日本人は「お肉好き」という印象があると思いますが、世界と比べるとまだまだのようです。
世界の一人当たり牛肉の食用供給量(2005年)は、1位のアルゼンチン56kgに対し、日本は92位で8kg(※)でした。
アルゼンチンの1位は2009年まで続きましたが、その後の不況や家畜の減少などにより、2015年にはアルゼンチンは6位に。
1位となったのはニュージーランドでした。
牛肉消費大国である、アルゼンチンやニュージーランドでは、牛肉をどのように食べているのでしょうか。
日本との違いや共通点をご紹介します。
JIRCAS 国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター調べ
肉といえば牛肉!アルゼンチンでは主食!?
日本では、肉といえば牛肉だけでなく、豚肉や鶏肉も含まれます。一方、アルゼンチンでは肉といえば「牛肉」だという考え方が根強いそう。調理法はいたってシンプル。塩コショウした肉をステーキ、もしくは炭火でじっくりと焼いた“アサード”という調理法が人気です。霜降り肉のとろけるような柔らかさではなく、噛みごたえをしっかり感じることのできる赤身肉を好きな人が多いのだとか。毎日食べても飽きないという人が多く、牛肉は主食と考えられています。
ニュージーランドは輸出も多い!日本では第3位の輸入先
ニュージーランドも牛肉の消費量は多いのですが、人口が少なく国内では消費しきれないことも要因のひとつなのか、輸出量も多くなっています。日本も豪州・米国に続く輸入先となっていて、ニュージーランドからは2011年、年間約2万トンの牛肉を輸入している状況です。
肉用牛の飼育は放牧が主体となっていて、穀物ではなく牧草で育てています。牧草で育ったニュージーランドの牛は、当然赤身肉。最近は「ニュージーランド牧草牛」が、日本でも人気を呼んでいます。
日本人だって負けてはいない?7割以上がお肉好き
生活トレンド研究所が行った2014年の調査によると、7割以上の人が「お肉が好き」だと答えています。それでも牛肉の消費量が伸びないのは、日本人にとってのお肉は「牛肉・豚肉・鶏肉」で、特に牛肉はご褒美的に食べるイメージが強いことが原因になっているようです。
また、最近でこそ「赤身肉」の人気が高まっていますが、ひと昔前までは脂たっぷりの「霜降り肉」が高級肉=特別な牛肉として定着していました。そのせいもあってか、牛肉=太るという意識をもつ方も多く、20代は「太りそう」、50代以上は「健康を考えて」食べないというアンケート結果もでています。
もちろんそれは大きな間違いで、牛肉=太るというのは正しくはありません。気になる方は「肉好きさんにおすすめのステーキダイエット!?」もご覧ください。
アルゼンチン・ニュージランド・日本の共通点は「赤身肉」
こうしてみると、牛肉の消費量に違いはあれど、3つの国には共通点があることがわかりました。それは、「赤身肉が人気」であるという事実! 高タンパク低カロリーの赤身肉は、世界中の健康志向の方に注目されているのかもしれません。
日本では最近、「アカミニスト」という言葉まで生まれています。アカミニストとはもちろん、「赤身肉を愛する人」たちのことを指します。流行語大賞にノミネートされる日が、いずれやってくるかもしれませんね。
赤身肉を美味しく食べたい!そんな方は元祖・宇都宮ステーキ「ベルステーキ」へ!
赤身肉が人気の理由は、脂肪分が少なくヘルシーであること。霜降り肉が人気だった頃は、赤身肉は硬いというイメージがありましたが、最近の赤身肉は柔らかさが増しています。これは、実はお肉を提供する側の努力もあります。赤身肉でも柔らかく美味しくいただけるのは、部位を選び熟成させることがポイントになるからです。
ベルステーキで提供する赤身肉のステーキは、「ハラミ」をチョイス。元祖宇都宮ステーキ「ベルステーキ」店長が、「ハラミならリーズナブルな価格で提供でき、さらに熟成させることで自慢の味を実現できる」と考えたからです。
赤身肉のブームがくる前から赤身肉に着目し、赤身肉のステーキを提供してきたベルステーキ。今や看板メニューとなった「ベルステーキ」を、ぜひみなさんもご賞味ください。